★ミネラルウォーターを分類する◆ミネラルウォーターのラベルを読む1.品名 ミネラルウォーター、ナチュラルウォーターといった、農林水産省のガイドラインによる分類が表示 2.原材料 原水にどのような種類の水を使っているかが表記 3.殺菌方法 4.賞味期限 5.原産国 6.含有ミネラル成分 カルシウムやマグネシウムといったミネラルの値 7.pH(ペーハー)値 分かりやすくいえば酸性かアルカリ性かを示す数値 ペーハー値が7.0のものが中性、それ以上がアルカリ性、それ以下が酸性です。 ◆無殺菌、フィルター除菌の水を選ぶ 日本のミネラルウォーターは殺菌(除菌)をしているのに対し、ヨーロッパ(EU加盟国)のナチュラルミネラルウォーターは無殺菌のままである。厳密にいうと、ミネラルウォーター類は、その殺菌方法によって、4つに分類されます。 ■無殺菌ミネラルウォーター■ 加熱処理をはじめとするいかなる殺菌処理も、フィルターによる除菌処理もしない。地下の水源から汲み上げて、空気に触れることなくボトリングしたもの。 これが本当の天然水です。 ■フィルター除菌ミネラルウォーター■ 過熱などの殺菌はしていないが、セラミックや中空系膜などの濾過フィルターを利用して除菌処理をしたもの。 ミネラルが減少したり、水のおいしさの要素である酸素や炭酸ガスが失われることなく、自然に近いおいしさが味わえる。但し、雑菌といっしょに人体に有益な生菌も除去されてしまう欠点がある。 ■非加熱殺菌ミネラルウォーター■ オゾン殺菌や紫外線殺菌といった非加熱殺菌処理をしたもの 非加熱だけに水のおいしさは保てるが、その安全性に疑問を抱く向きもある。 ■過熱殺菌ミネラルウォーター■ 日本の食品衛生法にある「85℃で30分以上過熱するか、それと同等の熱量を加えたもの」という定めに従って殺菌したもの。日本でつくられている商品の多くがこの方法を採用している。(実際の処理の仕方は各メーカーまちまちである) 安全面では最も確実な方法。但し、微量であるが水の中の酸素や炭酸ガスが失われ、ミネラル分が減少、変質する可能性がある。 ◆硬水と軟水 硬度とは水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化したもので、その数値の低いものを「軟水」、高いものを「硬水」といいます。 日本では一般的に硬度が100未満の水を軟水、それ以上の水を硬水と呼んでいます。しかし、最近ではいろんなミネラルウォーターが輸入されるようになり、硬水でも、硬度100~300程度の水を中硬水と呼んで区別するようになりました。 ジャンル別一覧
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